Joe Muggs & Brian David Stevens著の、Bass Mids Tops: An Oral History of Sound System Culture
のレビュー。
UKのサウンドシステムカルチャー、ベースミュージックカルチャーについて書かれた本。
著者について
Joe Muggsという方は、DJカルチャーや、クラブカルチャーについてのライターとの事。
TEDにも出て話している。
Brian David Stevensという方は、ロンドンを拠点に活動するフォトグラファーの方なので、本の写真は全て、この方が撮られた写真だろう。
内容について
そもそも、タイトルと表紙絵を見て購入。
サウンドシステムとは、ジャマイカから始まったとされる、街頭でスピーカーを積み上げて競い合うあれだ。
その文化が、UKに入って、どのように発展、影響し、今日に至ったかを、キーマンを交えて、語られている。
何人か上げると、Dennis Bovell, Norman Jay, Adrian Sherwoodなど。
ネタバレすると面白くないと思うので、購入して読んでもらいたいが、キーマンにまつわる時代背景と、繋がりのあるミュージシャンと音楽ジャンルの話なので、興味のある方は、楽しく読む事ができるだろう。
総評
まだ読んでいる途中だが、多分、日本では翻訳されてリリースされる事もないと思うので、興味がある方は買い。
英語ではあるが、ミュージシャン名や、ジャンルなど、馴染みのある単語も多いので、読み進める事は可能だろう。
Amazonや、イギリスから取り寄せる事で購入可能なので、欲しい方は注文してみて欲しい。
こんな状況なので、自宅で本を片手に、登場する人物の音楽を聞きながら、音楽の教養を深めるのも、ありだと思う。