ele-king booksから発行されている、「TECHNO definitive」などのシリーズのレゲエ版、REGGAE definitive レゲエ・ディフィニティヴの紹介。
ジャマイカミュージック
スカ、ロックステディ、レゲエ、ルーツ、ダブ、ダンスホールと、ジャマイカミュージックが網羅されているレビュー本。
各ジャンルの代表盤が、1000枚レビューと共に記載されている。
それぞれのジャンルで、1冊出来る内容ではあるのだが、1冊にまとめられているのが流石。
年代別、ジャンル別に紹介されていて、大変参考になる。
その他のレビュー本との比較
「The ROCKSTEADY BOOK」、「Roots Rock Reggae」、「Dancehall Reggae Standards」、「DUB論」など、1つのジャンルに絞ったレビュー本は今まであったが、ここまで網羅されているレビュー本は初めてではないだろうか。
結局は、一繋ぎの流れのなかで起こったムーブメントなので、同じベクトルで語られるのが正しいと思う。
これらの本と被る盤もあるが、独自の視点で紹介された盤もあるので、とても参考になる。
自分としては、2000年代以降がとても参考になった。
あと、読んでいて思ったが、各ジャンルに波及していく、ジャマイカンミュージックの懐の深さと、別ジャンルからのリスペクトの深さが、この音楽を味わい深い物にしているんだろうなと思った。
更に詳しく知りたい方は、以下で紹介する本を別途手に取ってみる事をオススメする。
あまり書いてネタバレするとなので、この辺で。
終わりに
この本を作るにあたって、500枚ほど削られているらしいので、その盤を想像しつつ、また掘っていこうと思う。
当分楽しめそうな本が見つかりました。