Native Instruments社のDJソフト TRAKTOR用の2チャンネルミキサー、TRAKTOR KONTROL Z1の紹介。
経緯
・TRAKTOR KONTROL S2を持っているが、そこまでジョグホイールを使わない
・持ち運ぶのに少しでかい
という事で、調査。
TRAKTOR KONTROL Z1とは
TRAKTOR DJとTRAKTOR PRO 2のためのコンパクトな2チャンネルミキサー、コントローラー。
コントローラーとしてだけではなく、オーディオインターフェースや、モニター出力もついている為、これとPCがあれば、DJプレイが可能。
その他にも、モニターヘッドフォンや、オーディオケーブルも必要だけどね。
iOSにも対応しており、iPhoneや iPadとの接続も可能なので、コンパクトにDJプレイを楽しみたい方には、最適なコントローラーかと思う。
できる事
3 Band EQ(HI, MID, LOW)とフィルター
3バンドEQ、ゲイン、フィルターノブでサウンドを微調整
CUE (CUE MIX, CUE VOLUME, CUE Select)
各チャンネルを試聴可能。 Cue MixノブでCueとマスターの出力バランスを調節できます。 Cue Volumeでヘッドフォンのボリュームを調節
チャンネル・フェーダー
各チャンネルのVOLUMEとクロスフェードをコントロール
デッキの再生と停止
各トラックの再生と停止をコントロール
FXをコントロール
エフェクトをコントロール
２デッキのMIX操作で必要な機能は全て揃っている。
なので、複雑なプレイをせず、イベントやカフェなどのBGMプレイなら、これで十分かと思う。
どんな人に向いているか
ある程度、DJ経験があり、取捨選択ができる方に向いているかと思う。
もしくは、TRAKTOR Kontrol X1などを、後々購入しようと思っている方。
初めてDJをやる方や、アナログプレイからデジタルに移行する方などは、TRAKTOR KONTROL S2などの、一式機能が整った物を選択する方が良いかと思う。
実際、TRAKTORがどういう機能を持っていて、どのような機能に長けているかを判断するには、Z1のみだと、明らかに役不足だ。
キーボードでの操作
Z1だけだと、CUEが使えないので、CUEと再生&停止だけ、キーボードを使用して行うのがベター。
なので、キーボードの以下のキーは必須。
[Deck1]
CUE: Q
再生: W
[Deck2]
CUE: A
再生: S
なので、
- Z1でミックス操作
- キーボードで上記の再生系の操作
- トラックパッドと上下キーで曲の選択
ができるので、2 Deck Mixなら問題なしだ。
付属品
付属品は以下
・本体
・USBケーブル
・モバイル接続した際の電源(PC時はバスパワー)
あと、TRAKTOR LEが付属しているので、プレイ自体はそちらでも良いかもしれない。
しかし、TRAKTOR PROを購入する事になるだろう。
拡張
まあ、今後、進んでいくスタイルによって選択するデバイスが違ってくると思うが、以下の追加導入を検討してもいいだろう。
デッキ操作とエフェクトを多用しようと思うなら、TRAKTOR Kontrol X1。
Remix Decksをコントロールするなら、TRAKTOR Kontrol F1。
iPadでの操作を考えているなら以下のケーブルも。
持ち運ぶならケースもあった方がベター。
中古について
発売されて時間が経つので、中古市場でもたまにみる。
安く試してみたい場合は、そちらから手に入れるのも手だろう。
しかし、フェーダーやツマミも消耗品なので、実際のDJプレイなどで使用したい場合は、新しい物を購入する事をオススメする。
ソフトなどは、ユーザー登録されている場合は、使えないからね。
総評
満足。
現時点のプレイでは、2 Deck使用で事足りるので、これで良い。
コンパクトながら、プレイ時に、フィルターもエフェクトもかけれるので、使い勝手は良い。
まあ、X1などを追加で買い足していくだろうが、一旦はシンプルにDJプレイを楽しみたいと思う。
