BEHRINGER Model D レビュー

アナログシンセサイザー、「BEHRINGER Model D」のレビュー。
Moog Minimoog のクローンとして話題の機種。

経緯

  1. ラックタイプのアナログシンセが欲しかった(コンパクトである事)
  2. Minimoogのクローンという事で、前から気になっていた
  3. USB MIDI対応している機種が良いな

などが、理由としてある。

コンパクト

なんといっても、コンパクトなのが良い。

片手で、持ち運べるし、すぐ移動もできる。

キーボードタイプだと、コンパクトサイズといっても、結構置き場所に困るので、このような、ラックタイプは、DTMerには、大変ありがたい。

カバンにも入るしね。

多彩なコントロール

  1. USBでPCから
  2. MIDIでキーボードやインターフェースから
  3. CVコントローラーから

基本的には、PCから、USB経由でコントールして、音を出している。

しかし、音作りの際に、MIDIキーボードを叩いて、音を作成できるのは、これはこれで便利。

PCレスのライブなどでは、MIDIやCVコントローラーを接続できるので、可能性は広がる。
あと、別の機材との連携にも便利だ。

意外と、PCだけで音楽を作っていると、結構マンネリ化するので、気分転換に、KORG SQ-1などで、音を出していると、面白い音やフレーズが出来たりする。

コントロールできるパラメーターはマニュアルを確認してください。

音作りの際、その模様も録音しているが、意外とその過程の音が、曲の一部になったりもするので、このコントロールの多彩さは、魅力的だ。

あと、人気シンセなだけに、エディット中に、どこかで聞いた事のある音に出会う。
どの曲で使われてたかを調べるのも、別の楽しみとしてはアリだ。

音について

MiniMoogを使った事はあるが、現在と再生環境が違う為、どうかと言われると、詳しくはわからない。

しかし、他の方が、違いについて検証している動画など多数あるので、そちらで確認できると思う。
そこまで、違いは無く、上手く再現できているとの事。

動画を見ている感じ、そんなに違いは感じられない。
というか、自分としては、そこまでこだわっていないので、同一の音である必要は無い。

 

 

なので、単純に、アナログシンセとしての回答になるが、自分としては、期待していたのが、低音。
70S、80sなどの、ベースサウンドで使用されていた、あの音。

トラックの中で、他の音と混ぜた時にも、埋もれない存在感がある。
この音が出せただけで、まあ満足かな。

まずは、ベースとキック音を作ってみれば、このシンセの魅力がわかるはず。
現代でも、使える音である事は間違いないし、既に何曲かのベース音源として使用した。

確かに、このシンセならではの音。
あと、色々と音作りをしていて思うが、シンプルでいて、多彩な音がでる。
なんとなく、皆が求める音って言うのが解る。

これからは、エフェクターとの、組み合わせも色々試していきたい。

DAWとの連携

Windows 10にUSBで接続した際に、ドライバーは自動でインストールされる。
Ableton Liveからは、Model Dがデバイスとし見えているので、「オン」にしてやれば、USB経由でPCからコントロール可能。
始めは、こちらでMIDIシーケンスを組んで、音を触って行くのが、理解には便利かと思う。

ハードウェアとして

スイッチ、ツマミなど、始めは、見た目しょぼく見えたが、触った感じ、高級感もある。

BEHRINGER製アナログミキサーのツマミを触った際の、スカスカな感じを想像していたが、抵抗感もあり、ちょっと意外だった。

このサイドパネルも、たぶん本物の木かな。
高級感が出ていていい感じ。

ハードウェアとして、ポイントは高い。

しかし、この真ん中にある、「D」の文字はダサい。
これは、塗りつぶすか、シールでも貼ろうかな。

PolyChainについて

複数のMODEL DをpolyChainで接続して、ポリフォニックサウンドを作成する事が可能。
最大16ボイスまで可能との事だ。
複数台所有するつもりは無いが、周りで所有している方がいる際には、試して見たい機能ではある。

PolyChainでは無いが、各、オシレーター波形は、サンプリングしておきたと思う。
PC内では、ポリフォニックは試せるからね。

マニュアル

マニュアルを見なくても、音に関しては触っていれば、理解できるとは思うが、どのような隠し機能などあるかもわからないので、確認。

ウォームアップ時間を15分以上とってくれとの事。

あと、マニュアルとは別に、「基本コントロールマニュアル」があるので、触る際は、そちらを参考にする事をオススメする。

中古について

あまり、見ない。
あっても値下がり感があまりないので、新品を買った方が良いかな。

総評

満足。

オリジナルが名機だけの事はある。
クローンとしても、良いと思うが、それ以上に、魅力的なシンセだ。

アナログシンセ初心者にも、オススメできる機種ではないだろうか。
シンプルだしね。

あと、時代が変わっても不変な音だし、バンドのアンサンブルの中でも映えるし、キーボードのサブシンセとしても、良い選択だと思う。

当分、自宅では、定位置で鳴り続けてもらおうと思う。

最高の1台が手に入ったと思っている。


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