「BENIDUB DS01 Dub Siren」レビュー。
概要
3段階のベース・フリクエンシー(HI, MID, LOW)
3段階のLFOモジュレーション + エンベロープ・ジェネレーター
を備えた、シンセサイザー。
ダブサイレン、サイレンマシン、ピュンピュンマシンなどと呼ばれ、レゲエなどで、よく聞かれる、サイレンの音などの効果音を出す楽器。
BENIDUBとは
あまり聞きなれない名前だが、スペインのアナログシンセサイザーやエフェクターを制作しているメーカー。
ジャマイカのヴィンテージ機材のクローン化や、独自の 回路研究から、レゲエ、ダブのエンジニアや、プロデューサー向けに、機材をリリースしてきているとの事。
メーカーの方も、楽曲プロデューサー兼サウンドシステムの機材エンジニアで、自分の好きな楽器を研究、作成、販売しているとの事で、このジャンルが好きな人は信頼できる、メーカーかと思う。
パラメータについて
「MODE」「TUNE」「VOLUME」「MODULATION」「MALUAL BUTTON 2個」「AUDIO(ON/OFF)」
がある。
MODE
B: Test Sound
C: Square Wave Siren
D: Siren Sound 2
から、音のキャラクターを選択
※ここ、ポイント。
TUNE
LOW、 MID、 HIGHから音の高さを選択
VOLUME
音量を調整
MODULATION
モジュレーションスピードを選択
3段階の速さと、MANUALを選択
MALUAL BUTTON 2個
上のMANUAL選択時、このボタンでモジュレーションを調整する事が可能
MODEの選択によって、使用できるボタンが決まっている
AUDIO ON/OFF
押すと、押している間だけ、音を鳴らす事が可能(モメンタリ)
カチッという所まで、押し込むと、離してても音を鳴らす事が可能(オルタネイト)
※ここ、ポイント。
付属品
・マニュアル
・ステッカー
アダプターがコンパクトなのがうれしい。
使い方
上段のMODEとTUNEで、音のキャラを決め、下段のMODULATIONをで揺れを決め、AUDIO ON/OFFで、出力をコントロール。
単体での使用も良いのだが、ディレイと一緒に使用するのが良いかと思う。
あと、エフェクターサイズでコンパクトなので、ライブやDJの際などにも、持ち運びが楽で良い。
自作の登竜門
自分でも何台か作成したが、少ない構成パーツで、結構簡単に作る事ができる。
ダブサイレンに興味のある方は、自作から初めてみても良いのでないだろうか。
探せば回路や動画も見つかると思うので、自作初心者にもオススメ。
中古について
あまり、見ない。
見ても高いので、保証も考えれば、保証付きの物を手に入れた方が良いかと思う。
いつかは欲しいという方は、じっくり探せば良いかと思うが、球数は少なそうだ。
総評
満足。
これがあれば、レゲエやダブで、困る事は無い。
さすが、製品といった感じだ。
自作もしたが、ここまでの完成度と、使い勝手は流石に無い。
一旦、ダブサイレン探しも、完結といった感じで、今度は、この使い勝手を生かした、自作版を組んでみようと思う。
レゲエやDUBが好きなら、1つは持っておきたい楽器である。