Roland SP-404SXの紹介。
SP-404のアップデートバージョン。
無印と主な違いは、以下。
・記憶メディアがコンパクトフラッシュからSDカードへ変更
・パターンシーケンサーに、シャッフルクオンタイズ追加
・オーディオファイルのインポート・エクスポートが簡単に行えるソフトが付属
基本的には、時代に合った仕様と機能追加だ。
SDカードが便利
バージョン間で、良し悪しの論争もあるようだが、昔のメディアを使用した機材は、扱いが面倒なので、迷っている方は、こちらをおすすめする。
現在、SDカードは大容量の物が安価で手にはいるので、用途にわけて、複数枚を使用するのも便利だ。
これはビート用、これはポン出し用、これは録音用などと、用途によって入れ替えれば、何役もこなしてくれる。
使い方次第だが、手放せない機材である事は間違いない。
軽量コンパクト
他のサンプラーを所有しいる人はわかると思うが、他の機器は、大きくて重い。
しかし、この機材は軽くて、比較的小さいので、カバンなどにも入れておける。
参考になるか分からないが、iPhone 3つ分、iPad mini より少し大きいサイズだ。
人気の秘密
他のサンプラーと比較しても、決して高性能では無い、この機材がなぜ、これまでに人気なのか。
使ってみて思うが、それは、軽量さ、内臓エフェクトの多才さ、オペレーションの容易さによるものでは無いか。
HipHop文化にマッチ
以前の機種、SP-303をMadlibが愛用していたという話も有名だ。
Diggerでもある彼が持ち運び、何処でも簡単にサンプリングできてビートを確認できる、そんな位置付けの機材だったからでは無いか。
電源を入れて、ポータブルプレイヤーでレコードを再生させ、サンプリングする。
レコードを聞いて、フレーズを思いついた、そんな刹那な瞬間に、ストレス無く、次の動作に移る事ができる。
聴く、録る、作るをスムーズに手助けしてくれる。
このサンプリングカルチャーにピッタリな機材が、HipHop文化にマッチしたので、広く使われるようになったのでは無いか。
現在なら、スマートフォンなどから、録音し、そのままパフォーマンスする事も可能なので、いざという時の為に、オーディオケーブルはセットで持ち歩きたい所だ。
電池駆動
単三電池でも駆動するので、ACアダプターを忘れても、コンビニなどで、電池を購入して使用する事ができる。
以外と、アダプターを忘れる事があるので、この仕様は大変助かる。
おそらく、外に持ち出した際に、便利さがわかるだろう。
エネループで、基本的電池はストックしておけば、特に問題は無いだろう。
付属でサンプル付きのSDカードがついているが、容量も小さいし、データが壊れる事も考えられるので、新しく購入する事をおすすめする。
新しく購入したSDカードは、フォーマットして、付属SDカードの内容をコピーすれば、同じように使用できるので、手間もかからない。
曲をそのままインポートする事もあるので、付属SDカードよりは、大容量のものを購入する事をおすすめする。
中古でも購入を考えている人もいると思うが、人気からか価格に関しては、あまり値落ちしないし、パッドが汚れている物が多かったりもするので、気になる方は、新品での購入をおすすめする。
1台で何役も
以外と色々と使用できる。
これ2台でDJもする人もいるぐらいなので、DJにも使用が可能だ。
マイクがあれば、レコーダーにもなるので、パフォーマンスで使用しない時も、レコーダーとして使用が可能だ。
ケースの事を考えている方はこちらも合わせてどうぞ。
簡単オペレーション
マニュアルが太く複雑な機材も多いが、これは、マニュアルも薄く、複雑では無いので、触りながら覚えていけると思う。
ライブで使用するハード機材に求める事は、タフで単純で、即興性がある事。
複雑な事はPCで行えば良いし。
制作の際に使用するのであれば、偶発的なアレンジが可能であれば良い。
その面でも、このSP-404SXは、そのような要求に応えてくれる機材だと思う。
使い方はネットで検索すれば出てくるので、プレイスタイルの参考にもなると思うので、実際に使用している参考動画をのせておく。
楽器屋などにおいてある事もあるので、一度触ってみる事をオススメする。