ギター用ノイズリダクション、ISP TECHNOLOGIES DECIMATOR II のレビューです。
特徴
ノイズリダクションとは、原音に影響を与えることなくノイズをカットすることができるエフェクターです。
経緯
DAWにギターを録音する際の、ノイズが気になって。
BOSS NS-2を使用していたが、机周りを片付けたタイミングでどこにいったか解らなくなり、他の物はどうなのかと気になったので。
付属品
・マニュアル
ライバル機
ROCKTRON Micro Hush
ノイズリダクションの定番機のマイクロ版。
BOSS NS-2
電源を他のエフェクターへ供給可能なので、ボードに組み込むには便利。
SEND RETURNありなので、2段使用が可能。
パラメーターについて
Threshold
右に回す程、ノイズ信号をカットする。
右回りに調整しすぎると、出力が減衰するので出音が不自然になるので、ここは気を付ける事。
ギターのボリュームを最大の状態で、ディストーションなどの歪み系の調整が完了してからセッティングしないと、再調整の必要が出て来るので、そのポイントは忘れずに。
使用感
1つのノブだけだが、簡単&効果絶大。
クリーントーンの録音を考えていたので、歪みをかけた状態は今のところ想定していないが、念の為チェックした。
マニュアルには、ディストーションなどの歪み系の後に繋ぐ(1)と書いてあるが、ハイゲインなエフェクターだと、ディストーションの前段に繋ぐ(2)のが効果的。
ギターだけでの使用だったが、ピックアップを使用する自作楽器などでも効果ありかと思う。
ミラータイプのボディなので、ギタープレイ中の身だしなみをチェックするにも良いかと思います。
2台繋げるのも可能との事だが1台しか無いので、また手に入れたときに。
(1)
ギター -> ディストーション -> DECIMATOR -> アンプ
(2)
ギター -> DECIMATOR -> ディストーション -> アンプ
セッティング
基本は-40辺りから効き始めるので、カッティングやサスティーンなどのニュアンスが損なわれないポイントへ。
後段のエフェクターとの組み合わせのみで使うなら、過激なセッティングもあり。
当分、色々と試してみたいし、アダプターの用意も毎回面倒なので、電池駆動で稼働中。
中古
結構ある。
そもそもプリントが剥がれやすいので、剥がれている個体を良くみるので。
状態の良いモノはそこを判断にチェックするのが良いかと思う。
重いというのと、小型版のDECI-MATE MICROが出たので、こちらに買い替えた為に市場に流れて来る事もあるとの事。
欠点
特になし。
多少重いと思うが、自分のは自宅での使用なので、そこはあまり気にならない。
エフェクトボードに組み込む場合は、結構気になるかもね。
BOSS NS-2があれば、差を見てみたかったが、それはまたという事で。
総評
満足。
ギターを録音する場合は、当分これで。
意外とギターでノイズが発生しているので、簡単に&効果的にノイズを除去したいと考えている方には良い選択かと思う。
ノイズを少なく、良い音で録音したいという方にもオススメです。