BOSS KATANA-AIRのレビューです。
特徴
完全ワイヤレス・ギター・アンプで、ギター・ケーブルを接続する煩わしさ無しに、いつでも気軽にギターを弾くことができます。
音色のワイヤレス・エディットに加えて、スマートフォンの楽曲のストリーミング再生も可能。
ワイヤレススピーカーとしても利用も可。
アンプ・タイプや多彩な内蔵エフェクトを組み合わせれば、極上のトーンで演奏することができます。
経緯
前回、リサーチ時の比較内容を投稿しましたが、リビングでギターを弾きたい時などもあり、小型 & ワイヤレス & 安価な物が無いかと考えた事が発端です。
なぜ、KATANA-AIRにしたかというと、Mighty Airは見た目が好みで無い事、THR30Ⅱ Wirelessはトランスミッターを別で購入しないといけないという事、KATANA-AIRが現在の市場にあって、すぐ購入が可能だったという事が理由です。
付属品
- 本体
- トランスミッター
- ACアダプター
- マニュアル
- 保証書
ライバル機
前回の記事を参考ください。
好みと予算によっては、選択は変わってきますが参考になるはずです。
パラメーターについて
AMP TYPE
アンプタイプを、ACOUSTIC, CLEAN, CRUNCH, LEAD, BROWN から選択。
ギターアンプ部分
GAIN , VOLUME, BASS, MIDDLE, TREBLEはお馴染みのギターアンプ特有のパラメーターなので割愛。
BST/MOD + ボタン
歪み系エフェクト、モジュレーションエフェクトを設定。
ボタンは緑、赤、オレンジで割り当てるエフェクトを変更可能(アプリで変更可能)。
DELAY/FX + ボタン
ディレイ、ワウ、トレモロ、オクターバーなどのエフェクトを設定。
ボタンは緑、赤、オレンジで割り当てるエフェクトを変更可能(アプリで変更可能)。
REVERB + ボタン
リバーブを設定。
ボタンは緑、赤、オレンジで割り当てるエフェクトを変更可能(アプリで変更可能)。
TAPボタン
ディレイタイムを設定
Bluetoothボタン
Bluetooth機器を登録、接続状態を表示。
Powerボタン
電源をオン・オフします。電源の状態を表示。
Guitar Wirelessインジケーター
トランスミッターとの接続状態を表示。
TONE SETTING
■CH A, CH B ボタン
それぞれ、3種類記憶されています。
ボタンは緑、赤、オレンジで設定されており、計6個記憶可能。
■PANEL ボタン
パネルにあるつまみの現在の設定で音が鳴る。
インプット・アウトプット
PHONE / REC OUT
ヘッドフォンもしくは、ステレオアウトを接続。
INPUT
ギターを接続。
ワイヤレスで無く、シールド経由で接続する事も可能。
AUX IN
オーディオプレイヤー、電子楽器などを接続し、ギターと同時に鳴らす事が可能。
アプリとの連携について
KATANA AIRというアプリがあるので、ダウンロードします。
BluetoothでスマートフォンとKATANA-AIRを接続します。
スマートフォンやiPadなどで、パラメーターの変更や、公開されている音色パッチなどをロードする事ができます。
自分でエフェクターを駆使して音色を作るのもありですが、お気に入りのパッチを見つけるのもありです。
アプリ付属のチューナーが良くて、プレイ前にチューニングするのに役立っています。
これ最高。
PCとの接続について
ドライバーのインストール
BOSS KATANA-AIRのサイトより、ダウンロードしてインストール。
ファームウェアのアップデート
BOSS KATANA-AIRのサイトにアップデートの詳しい手順が記載されているので、そちらを確認してみてください。
現在のバージョンを確認して、最新版をダウンロード、KATANA-AIRに読み込ませる。
丁度、新しいファームウェアが出ていたので、アップデートしました。
オーディオインターフェース経由での録音
Ableton Liveで動作確認とれました。
簡単な手順は以下。
- USBでPCと接続
- DAWを起動
- オーディオインプットをKATANA-AIRに設定
- DAW側で録音
使用感
ケーブルが無い事がこんなに楽だなんて、最高。
しかも遅れなどは特に感じない。
初めは、パネル側のパラメーターを触っていたが、ライブラリーが豊富なので、スマートフォンから選択するだけで、プリセットが読み込めるので、好きなプリセットを見つけておくだけで良い。
あとは、セッティングを保存しておけば、呼び出すだけなので、それを使用すればOK。
チューナーが使い易くて良いので、弾き始めはこれでチューニングしてます。
教則本などのリズム音源をスマートフォンに取り込んでおけば、再生しながら練習できるので、練習がはかどる。
オーディオインターフェースも付いているので、DAWに録音ができるので、これは便利。
Bluetoothスピーカーとしても使用できるので、音楽やラジオを聴く際にも便利です。
シンプルな見た目で良い。
セッティング
特に毎回細かいセッティングは行っていないが、お気に入りのパッチをライブラリから読み込んで、弾き始める感じ。
AMP TYPEを気分によって変更して、DELAY、REVERBを薄くかけるくらい。
スマートフォンから音楽やリズムを流しながら練習する際は、スマートフォン側の音量をアンプ側で調整する事ができない。
スマートフォン側で行うか、本体のMASTERとVOLUMEでスマートフォンとギターの音量を調整をする必要があるので、少し慣れが必要。
中古
そこそこある。
中古はトランスミッター側のバッテリー劣化も気になるし、あまり値段差が無いので、新品を購入する方が良いかな。
欠点
ACアダプターがでかい。
もう少し小さければ良かったのにと思う。
大きいとアダプターの設置場所や、移動にも困るので。
自室とリビングで使用する予定なので、ACアダプターを追加で購入予定。
バッテリー駆動であれば良かったのに。
前回比べたライバル機はバッテリー駆動なので、アダプターを付けて充電すればそのまま、持ち運びながら継続利用が可能なのだが、KATANA-AIRは電池を外して充電しないといけない。(エネループを利用)
この一手間が若干面倒。
その他は、特に不満は無いので、持ち運びについて、もう少し改善した機種が出ることを望みます。
総評
最高です。
今年一発目の良い買い物が出来たなってアイテム。
ケーブルから解放されるのが、こんなにストレスレスな感じなのかと。
あと遅延も無いし、音も良い。
簡単にギターが弾き始められるので、ギターに触る回数が増えそう。
今回の導入のポイントは、音が良いとかより、ギターを弾き始めるまでの工程を見直したいというのもあったので、新しい習慣、経験としては良かったかな。
最近面倒でギターを弾けていない方にも、背中を押してくれる良い機材かと思います。
オススメです。