BOSS MD-2 Mega Distortion メガディストーションのレビューです。
特徴
エフェクトタイプはディストーションです。
MD-2とあるので、MD-1があるのかと思いきや、無いですね。
MD-500などのモジュレーションマルチと名前が被るので、判別し辛い所もあるかもです。
極限まで深く太く歪むハイゲイン・ディストーションとの事なので、詳しく見て行きたいと思う。
経緯
ギターを録音していた時に、リフ用のディストーションを探していて。
BOSS DS-1より、もう少し歪みがあればなという要望が発端。
付属品
・保証書
・チラシ
箱が手元に無かったので、サイトから抜粋。
ライバル機
BOSS DS-1
BOSS ディストーションの元祖。
同じような音がします。
BOSS DS-1X
MDPテクノロジーにより設計された、従来のモデルとは全く異なる特性を持ったディストーション。
音の個性は違うが、EQの自由度は同じような感じの機種。
パラメーターについて
LEVEL
音量を調節。
TONE
音色を調節。
左に回すとマイルドに、右に回すほどシャープな音色に。
BOTTOM
低域を調節。
右に回すほど低域が強調。
DIST
ディストーションのかかり具合を調整。
右に回すほど強くかかる。
GAIN BOOST
DISTつまみの設定から、さらに歪みを付加。
右に回すほど強くかかる。
使用感
とにかく音作りの幅が広い。
DISTとGAIN BOOSTとの組み合わせもだが、TONEとBOTTOMのセッティングで音が大きく変わってくるので、セッティングの幅が広い。
BOTTOMがある事で、リフなどに重低音を加える事が可能。
GAIN BOOSTがある事で、DISTだけでは出来ない歪みを得る事が可能。
なので、この2つのパラメーターを制する物が、MD-2を制すと言っても過言では無いかと。
セッティング
意外と、それなりにパラメーターを変更しても、それらしい音にはなるのだが、以下のセッティングを試した後の方が、MD-2の理解につながりやすいと思うので、イマイチわからない方には参考にしてみてください。
LEVELは適時調整してください。
1. TONE, DISTを使用
まずは、TONE, DISTだけで音作りをする事をオススメする。
これで、DS-1同等の音作りができる事が確認できるだろう。
2. TONE, GAIN BOOSTを使用
次は、TONE, GAIN BOOSTだけで音作りする事をオススメする。
オーバードライブとしての側面で音作りができる事が確認できるだろう。
3. BOTTOM, TONEを使用
次は、DIST, GAIN BOOSTを12~15時にセット、BOTTOM, TONEだけで音作りする事をオススメする。
MD-2の個性の部分を確認する事ができるだろう。
4. 全体を調整
どれかに調整した後に、使ってないパラメーターなどを調整していく。
ココまで確認できれば、MD-2の音作りの広さが確認できるかと思う。
中古
結構ある。
なので、中古で程度の良いのを探すのもあり。
欠点
MD-2の音になる。
歪めた時は、シングルとハムバッカータイプで試したが、大体同じような音になる。
シングルコイルのギターで、ある程度太くしたい時など、持ち持ち替える必要が無いので、線が細い音をカバーするには良いと思う。
ストラトでリフを弾くとき出番が多いエフェクターではある。
総評
良い。
普段、録音時に使用しているので、ハムと比べていなかったので、比較してみて楽しかった。
ディストーション、オーバードライブ、重低音サウンドなど、幅広くカバーできるエフェクターなので、1台何役といった歪みを探している方にはいいのではないだろうか。
オススメです。