リバーブ比較 2019

ギター、ベース用のストンプタイプの多機能リバーブを調査。

基本はギターやべース用のエフェクターとしてリリースされているが、全ての楽器に使用する事もできる。
自分としは、マシンライブや、ミキサーに挿して使用する事が主かな。

高音質や高機能を求めるなら、lexiconなどのラックタイプでも良いが、ライブでの使用も想定している為、持ち運び易い、ストンプタイプのエフェクターを調査。

要件

  1. ストンプ2つ分位の大きさで、リバーブのアルゴリズムが多数収録されていること
  2. 細かく設定ができること
  3. Mできれば、PC接続で音源管理が可能
  4. ステレオ対応
  5. スプリングリバーブがある事

比較対象

比較対象として、使用する上で以下がポイントかと思うので、比較対象とした。

個人によって、対象は違うと思うが自分の場合は、一旦以下で。

  1. 色々な楽器や楽曲に対応可能なように、リバーブタイプ数
  2. コントロールできるパラメータの数で、ツマミの数(調整しやすいか)
  3. PCに接続して、エデットできるか知りたいので(プリセットの保存やファームウェアのアップデートなど)
  4. 発売されてどのくらい経つか(新しい物が欲しい)
  5. 音質について
  6. 電池駆動できるか
  7. 金額

ポイントが高い部分は、色を付けている。

Strymon BigSky

 

リバーブタイプ数: 12
モード:  ROOM, HALL, PLATE, SPRING, SWELL, BLOOM, CLOUD, CHORALE, SHIMMER, MAGNETO, NONLINEAR, REFLECTIONS
ツマミ数: 9
PC接続: MIDI
発売日: 2013
エクスプレッションペダル対応: 対応
A/D&D/Aコンバーター: 24bit 96kHz
電池駆動: 未対応
金額: 6

特徴:
無限サスティーン/フリーズ
300個のプリセット
周りでもよく見るし、音が良い定番リバーブの1つ。


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BOSS RV-500

 

リバーブタイプ数: 12
モード: ROOM, HALL, PLATE, SPRING, SHIMMER, FAST DECAY, EARLY REFLECTION, NON-LINEAR, SFX, DUAL, SRV, SPACE ECHO
ツマミ数: 6
PC接続: USB, MIDI
発売日: 2017
エクスプレッションペダル対応: 対応
A/D&D/Aコンバーター: 32bit 96kHz
電池駆動: 対応
金額: 4

特徴:
Roland SRV-2000やRE-201などのビンテージ・マシンモード
2つのパッチを同時に使用可能なA/B Simulモード
専用エディター・ソフトウエアで グラフィカルにエディット


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EVENTIDE SPACE

 

リバーブタイプ数:12
モード: Room,Plate,Spring,Hall,Reverse,Shimmer,ModEchoVerb,DualVerb,Blackhole,MangledVerb,TremoloVerb,DynaVerb
ツマミ数: 11
PC接続: USB
発売日: 2011
エクスプレッションペダル対応:対応
A/D&D/Aコンバーター: 記載なし
電池駆動:未対応
金額: 7
特徴:
EVENTIDEならではの音質
Blackholeアルゴリズム


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Empress Effects Reverb

 

リバーブタイプ数: 12
モード: Hall,Plate,Spring,Room,Sparkle, Modulation, Ambient Swell, Delay+Reverb, Reverse, Ghost, Lo-Fi, Beer
ツマミ数: 8
PC接続: SDカード
発売日: 2016
エクスプレッションペダル対応: 対応
A/D&D/Aコンバーター: 24bit/48kHz
電池駆動: 未対応
金額: 6

特徴:
HOLD機能
32bitの内部演算処理
SDカードによるアップデートとアルゴリズム追加


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ELECTRO-HARMONIX Cathedral

 

リバーブタイプ数: 8
モード: GRAIL SPRING, ACCU SPRING, HALL, ROOM, PLATE, REVERSE, GRAIL FLERB, ECHO
ツマミ数: 6
PC接続: 未対応
発売日: 2009
エクスプレッションペダル対応: 未対応
A/D&D/Aコンバーター: 24bit/46.88kHz
電池駆動: 未対応
金額: 4

特徴:
評判の良いGRAIL SPRINGを搭載
残響を無限にするインフィニティ・リバーブ機能
32bitの内部演算処理


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中古について

リバーブは、音を決める重要な要素の1つなので、まず手を出すエフェクターの上位に上がるだろう。
その為、好み、目的の音から外れれば、必要無くなるのも早いし、上位機種が出れば、アップデートしたくなる。

そんな事で、人気の機種は、中古市場に結構出回っている。
がしかし、あまり値下がり感は無い。

少しでも安く手に入れたいなら、中古市場を探すのもありだ。

総評

どれも、甲乙つけ難い魅力がある。

好きなミュージシャンが使っている、EVENTIDE SPACEか、トータル的にまとまっている、Strymon BigSkyか、SimalモードのあるBOSS RV-500かな。

終わりに

エフェクターの中では、最もプロセッシングパワーを使うエフェクターの1つなので、各メーカーの意気込みや、特色、個性を感じる事ができるエフェクターだと思う。

そのメーカーのリバーブが気に入れば、ディレイやモジュレーション系も試して見たいという気になる。
リバーブは、そんな位置づけのエフェクターかな。

アルゴリズムの良し悪しもあるが、内部演算処理を行うチップの性能も大きく左右する。
なので、最近出た物など、後発な物が、有利なエフェクターでもあるだろう。

最近は、インパルスレスポンス(IR)を使用した、アンプやキャビネットシュミレーターが出ているので、その流れで、ストンプタイプのコンボリューションリバーブが出れば良いと思うが、今後に期待したい。


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