基本は、ステレオでLRの2チャンネルが基本だが、サンプラーや、リズムマシンでも、パラ出しできる機種がある。
例えば、サンプリングした、キック、スネア、ハットと、それぞれ別のオーディオアウトから出力する事ができる機種の事だ。
ライブや、トラックを作成する際に、重宝する。
パラ出ししたい
スネア、ハット、サンプル音など、パラで出してミキサーに入れたい事がある。
外見的な特徴としては、背面のオーディオアウトの所に、通常より多くのジャックがあるかどうかだ。
もしくは、拡張ボードをさせる場所があるかどうか。
最近、またハード中心で音楽を作る人が増えて来ている中、この要望は結構あるだろう。
昔の機材はパラアウトできる機材が多くあった気がするが、最近では、USB接続でPCと接続し、録音できる機種が増えた要因か、その機能を省略した機種が多い気がする
まあ、PCとの接続も重要な要素ではあるので、そこも比較対象で。
例えば
サンプラー特有の使い方としては、ベースや、カッティングを、パラアウトで出したとする。
ベースを際立たせたり、フィルターをかけたりできるだろう。
あと、カッティングにディレイをかけたりも、良いと思う。
他にも、ドラム音源をアウトしても良いし、ドラムマシンよりは、自由度が高い使い方ができる。
スタンドアローンで動作可能
今回選んだ機種は、 Maschineのように、PCを必ず必要とはせず、スタンドアローンで動作可能だ。
それゆえに、往年のサンプラーの使用感と、機材への没入感を残しつつ、PCや、外部ディスクを使用する事で、無限の拡張性も備えている。
PCが無くても、制作、パフォーマンスの中心に、据える事のできる機種であるという事だ。
PCレスで、曲作りしたい方にも、ぴったりの機種ではないだろうか。
今回は、そんなサンプラーで何機種かを調べたので、紹介。
AKAI MPC X
出力: パラアウト(6) + Master OUT(2)
USB接続: あり
特徴:
・PCに接続することで、VST インストゥルメントやエフェクトを使用できるように
・SSD,HDDなど外部ストレージを使用可能
・往年のMPCスタイル
MPC2000などに慣れている方には、こちらが良いのではないだろうか
サンプラーを制作の中心に据えるならコレ
AKAI MPC Live
出力: パラアウト(4) + Master OUT(2)
USB接続: あり
特徴:
・SSD,HDDなど外部ストレージを使用可能
・コンパクトスタイル
コンパクトで、ライブなどで使用するには良いのではないか
持ち運び易さと、豊富な出力系統で、余裕のポテンシャルも兼ね備えている
Pioneer DJ TORAIZ SP-16
出力: パラアウト(6) + Master OUT(2)
USB接続: あり
特徴:
・Dave Smith Prophet-6で採用されているアナログフィルター回路を搭載
・他のPioneer製品との親和性
・ステップシーケンサー
DJの延長で、作曲やパフォーマンスを考えているのであれば、良い選択ではないだろうか
ステップシーケンサーも表に出ているので、ハウスやテクノなどの、打ち込み系に向いている機種
総評
ライブでの使用を想定しているので、持ち運びも考えて、ある程度コンパクトである方が良いので、「AKAI MPC Live」「Pioneer DJ TORAIZ SP-16」が候補。
だが、DJ的な使用を考えてはいないので、「AKAI MPC Live」かな。
使った感じ、大きさもディスプレイも、丁度いい感じだし。
おそらく、用途が違えば、ほかの機種を選択すると思うが、いまの所の候補はコレかな。