「HOTONE XTOMP mini」レビュー。
以前から気になっていたので、安価になったタイミングで購入。
違いは?
カメレオンストンプの異名を持つ「HOTONE XTOMP」のmini版。
XTOMPとの差は、それぞれ以下。
大きい or 小さい
すべての機能が利用できる or できない (※一部、Combo機能などが利用できない)
すべてを試したいか、基本機能を試したいかで選択すればいいだろう。
今回は、基本機能を試したいので、「HOTONE XTOMP mini」のチョイスとなった。
マルチエフェクターとの違いは?
マルチエフェクターは既に、全てのエフェクタープログラムは記憶されていて、その中から、必要な物を選択して使用する。
こちらのXTOMPは、必要なエフェクタープログラムに、書換えて使用する。
今は、ディストーションとして使用しているが、ディレイのプログラムを書き込めば、ディレイとして動作するというもの。
エフェクタープログラムをチョイスして利用する、エフェクタープログラムを書き換えて利用する、の違いになるだろうか。
不必要なデータメモリを使用しないので、エコなイメージと、処理能力を独占することができる分、高機能なエフェクト処理を実行できるイメージがある。
ここは、マルチエフェクターと色々比べていきたいところだ。
書き換え方は?
iOS/AndroidのXTOMPアプリからBluetooth経由&USB経由で、アルゴリズムを入れ替えることが可能。
スマートフォンから、扱えるので、PCなど持ち歩かなくても手軽に書き換えれるのは、嬉しい。
181種類(2018年6月現在)のアルゴリズムがあり、今後も開発を予定しているとの事なので、増え続けるエフエクターを楽しむ事ができる。
スマートフォンで「XTOMP」アプリを起動する。(これは事前にダウンロードしておく事)
初回時にXTOMPとのペアリング設定画面が出るので、connectする。(これは一度やっておけば、次回からは聞かれないので初期時に)
Libraryから、好きなプログラムを選んで、転送。
使い方としては、こんな流れだ。
「True bypass」、「Buffer bypass」をインストール時に選択する事が可能
転送時間も、5秒ほどで完了する。たまに、30秒ほど時間がかかることもあるので、ライブなどで使用する場合は、事前に書き換えておく事が必要だろう。
使用感
思ったよりも反応も音もいいので、色々な場面でつかえると思う。
ちょっと忍ばしておいて、ちょっと揺れを足すかって時に使用するとかね。
アンプモジュレーションも入っているので、ワイヤレススピーカーの入力につないで、ちょっと楽器の練習、といった使い方もありだろう。
音のイメージ
以下の動画などが、音の参考になると思う。
紹介されている物も一部なので、自分に合ったプログラムを探してほしい。
ちなみに、オススメは以下。
90 Phaser
Aozora Chorus
Mag Eko
Crier
センターマイナス9Vのアダプタが必要
別途、センターマイナス9Vのアダプタが必要なので、持ってない方は、一緒に買っておく事をオススメする
気を付ける事
歪み系や、アンプ系は、読み込んだ設定のパラメータが前の設定でつまみを12時以上に回している場合は、いきなりデカい音が出る事があるので、事前にスイッチをオフにしておくか、パラメータを0に戻しておこう。
総評としては、大いに満足。
プログラムも、追加され続けているので、今後も大いに楽しみだ。
コンパクトで、スマートフォンから操作できるというのが、今っぽくていい。
このメーカーの商品は、これからも注目していこうと思う。