ディレイの中でも、Digital Delayの比較をしてみた。

アナログ信号をデジタル信号に変換して、RAMで処理し発音させるDelay効果を使用したエフェクター。
音の劣化が少なく、クリアな音を求めるならDigital Delayの選択になるだろう。
デジタルならではで、多くのプリセットやモードを持つものが多いので、まずディレイを試したいなら、Digital Delayがオススメ。
Looperを内蔵している機種もあり、Analog DelayやEchoをモデリングしているプリセットもあるので、こういう所から、更に単体機へと触手を伸ばしていけばいいのではないか。

はじめに、Boss２連発。

BOSS DD-7

タイプ：　8種類
コントロール：　E.LEVEL、F.BACK 、D.TIME、MODE
ディレイタイム：　最大6.4秒
Looper：　なし
IN/OUT：　Stereo / Stereo
EXP端子：　あり
MIDI：　なし
PC連携：　なし
電源：　9V

Digital Delayといえば、これという程、色々なボード内で良くみられる。
色々設定するのが苦手、どれにすれば良いか解らないと迷ったら、これ。

以下３機種、良く比べられている機種。

BOSS DD-500

タイプ：　12種類
コントロール：　Time/Value、Feedback 、E.LEVEL、Tone、Mode Depth、MODE
ディレイタイム：　最大10秒
Looper：　あり
IN/OUT：　Stereo / Stereo
EXP端子：　あり
MIDI：　あり
PC連携：　USBにて可能
電源：　9V

32bit音質。液晶付き。
Bossの最新機種で、何でもありな、今旬な機種。

Strymon TIMELINE

タイプ：　12種類
コントロール：　Time、Repeats 、Mix、Filter、Grit、Mod Speed、Mod Depth
ディレイタイム：　最大2.5秒
Looper：　あり
IN/OUT：　Stereo / Stereo
EXP端子：　あり
MIDI：　あり
PC連携：　なし
電源：　9V

スタジオ級のディレイペダルとの謳い文句で、高品質で洗練されたプリセット数が豊富な定番。
使用されているのを良くみる機種。

Eventide TimeFactor

タイプ：　10種類
コントロール：　Mix、Dly Mix、Dly Time A、Dly Time B、Fdbk A、Fdbk B、Xnob、Depth、Speed、Filter
ディレイタイム：　最大3秒
Looper：　あり
IN/OUT：　Stereo / Stereo
EXP端子：　あり
MIDI：　なし
PC連携：　あり
電源：　9V

革新的なラック機器を数多く世に送り出して来たメーカーが、ラック機器をも凌駕するクオリティで送り出して来た凄い奴。
これも、使用されているのを良くみる。

tc electronic２連発。

tc electronic FlashBack Delay

タイプ：　11種類
コントロール：　Delay、Feedback、FX Level
ディレイタイム：　最大7秒
Looper：　あり
IN/OUT：　Stereo / Stereo
EXP端子：　なし
MIDI：　なし
PC連携：　あり
電源：　9V

TonePrint機能により、アーティストのエフェクトパラメータや公開中のプリセットを使用可能。
パラメータの保存も可能なので、音色の管理にも便利。

tc electronic Flashback X4 Delay

タイプ：　16種類
コントロール：　Delay Time、Feedback、Delay Level、Looper Level
ディレイタイム：　最大7秒
Looper：　あり
IN/OUT：　Stereo / Stereo
EXP端子：　あり
MIDI：　あり
PC連携：　あり
電源：　9V

FlashBack Delayの上位版。
人気の高い機種。

最後に、名機がペダル版で復活。

KORG SDD-3000 PEDAL

タイプ：　8種類
コントロール：　Input Level、Delay Time、Regeneration、Waveform、Intensity、Frequency、Balance
ディレイタイム：　最大4秒
Looper：　あり
IN/OUT：　Stereo / Stereo
EXP端子：　あり
MIDI：　あり
PC連携：　なし
電源：　9V

一世を風靡した、ラック・タイプ、デジタル・ディレイの名機、SDD-3000のペダル版。

1つのペダルに、これでもかと機能を盛り込んではあるが、少ないパラメータで使いやすいようにまとまっていて、
直感的に音作りができる所も、Stompタイプの魅力である。
EXP(エクスプレッションペダル)追加により、パラメータのコントロールが可能になるので、１つは持っておきたい所だ。